6月15日に申し込んだはずの楽天ミニだが、8月を過ぎても未だ準備中のままで配送の見込みはない。
ある程度発送が遅れてしまうのはなんとなく理解していた。
楽天UN-LIMITの1年間基本料金無料のキャンペーンとオンラインで申込をすると楽天ポイント3000ポイントがキャッシュバックされるキャンペーン、楽天ミニの本体代金が16,999円割引の1円キャンペーンが全て適用できるのだから、この時期に申し込みやお問い合わせが立て込んで出荷状況が遅れてしまっている点が重なっていることで注文が殺到している状況は既に目に見えている。
しかし、そんなことよりも楽天ミニには重大な過ちを犯してしまったのだ。
なんかネタになりそうだから注文した楽天モバイルだけどずっと準備中で進まない。
もうこの時点でネタになるなw#楽天UNLIMIT pic.twitter.com/R5e4ohbO4c
— ぱかにい@石ちゃんのガジェログ (@pacany_nichijo) June 22, 2020
楽天ミニ発送遅れの理由
周波数を無断で変更
楽天モバイルは楽天ミニ本体の周波数を無断で変更していた。楽天ミニは当初バンド1(2,1MHz)の周波数に対応していたモバイルだった。
バンド1は高速通信に対応していて、ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアは当然対応しているバンド帯だ。
しかし、このバンド1に対応していた楽天ミニだったが、楽天モバイルはこの対応バンドを無断で変更し対応できる周波数バンド5を追加してバンド1を非対応にしたデバイスを途中から販売していたのだ。
楽天の通信は元々バンド1が対応していないので切り捨てたのかもしれないが、そもそも電波法に基づいたものであるので勝手に変更すると違法となる。では、なぜそうまでしてバンド帯を変更する理由があったのだろうか。
バンド1を削除してバンド4と5を追加
楽天ミニのバンドを無断で変更した理由だが、どうやらバンド1と3に対応していない北米地域に対応させたかったからだ。北米地域のアメリカやカナダの対応バンド帯は主にバンド2と4なので、初期ロットの楽天ミニではアメリカ全土でほぼ利用できないのだ。
また、ハワイも対応しているバンドが2と4なので楽天ミニが利用できない。楽天モバイルはこのままだと「楽天ミニは海外では使えない」という印象がついてしまうのを恐れたのかもしれない。海外では使えないというイメージが付けばそれだけ利用を避けるユーザーも一定数でてくる。
でも、それを考慮するのであれば元からバンド4を対応できる端末で販売していれば問題になることはなかった。今回、楽天UN-LIMITという高速通信のeSIMが1年間プラン料金無料になるのだからバンド1が元々非対応でも困るユーザーはほどんどいなかっただろう。ないならないなりに他の使い方をしていたはずなのだから。
バンド1対応の楽天ミニの価値が上がる?
楽天モバイルは製造番号351676110356708以前の製品と351676110356716~351676110680487の製品の販売を終了した。今後はバンド1が非対応でバンド4と5が追加されたタイプしか販売していない。
中にはドコモ系列の格安SIMを利用したいユーザーやコレクター目的で欲する人がいたかもしれない。そのため、バンド1に対応している楽天ミニ(351676110356708以前の製品)の価値が高くなるだろう。
まとめ
楽天ミニを注文してからあまりにも音沙汰がない状態なので、実は注文していないんじゃないかと自分を疑うレベルまで思えてきた。
SNSを見ると6月5日に注文したユーザーが6月下旬に届いた報告があったので、僕の手元に楽天ミニが届くのは7月中旬頃と予想。
しかし、元々楽天UN-Limitを利用したくてついでに本体代金1円の楽天ミニも一緒に注文しただけなので商品が到着次第どうやって運用しようか考え中である。