iPhoneのバッテリーの減りが早い!?急に消耗してしまった原因と対策法

iPhoneのバッテリーの減りが早い!?急に消耗してしまった原因と対策法

朝、目を覚ました僕はいつものように枕元にあるiPhoneSE2を眠気目で取り出す。Twitterを確認したりガジェットの情報をエゴサするのが毎朝の日課。しかし、起床して100%に充電したはずだったiPhoneに触れると本体がかなり熱くなっていて、見てみるとバッテリーが30%になっていた。睡眠計測Appを使用しているわけでもなかったのにバッテリーの消費が激しかったので何が原因だったのか自分なりに深堀りしてみた。

iPhoneのバッテリーが急激に消耗してしまった原因

結論としては、「iOS13.6にアップデートしたことでバッテリードレインが発生した」ということだった。使っていないのに無駄にバッテリーが消費されてしまう現象である。iOS13.6に限らず今までどのOSでもバッテリーの消費が著しく早くなる現象の報告はあったが、自分自身体感したことがなかったので実際に被害に合うと困惑してしまう。何もしていないのに、なぜか100%にした状態で一夜過ごしたら30%まで減っているのだから。夜な夜な誰かが枕元で僕のiPhoneを操作していたんじゃないか?と勘違いするくらい。

バッテリードレインとは?

バッテリードレインとは、言葉通りでバッテリーのエネルギーが勝手に吸い取られていく現象だ。バッテリーが消費されている時は、端末が常に熱を帯ている状態で触ると驚くぐらいの熱さになっていることがある。

では、なぜそのバッテリードレインというものが発生するか?と言うとiOSのバグによる誤作動がほとんど。だから、毎日このような症状が発生するわけではなく、iOS13.6にアップデートしたユーザー全ての人が発生するわけでもない。しかし、OS起因による症状の場合はアップデートによる改善を待つしか方法がないのが難点。では、少しでもバッテリーが急激に減ってしまう現象を抑える方法はあるのだろうか。

バッテリーが急激に消耗しないようにする対策法

暑い環境に放置しない

iPhoneに限らずスマートフォン(スマホ)は、暑い環境にとても弱いです。細かく言うと内蔵されているリチウムイオンバッテリーが熱に弱く寒さに弱い性質のバッテリーになります。暑い環境に放置することで本体に熱を帯びてバッテリーも熱くなってしまいます。そうするとバッテリーの消費が激しくなり、本来使用できるパフォーマンスを維持できなくなります。

夏場は室内でも暑いのでエアコンを利用している方がほとんどだと思いますが、スマホやパソコンは直接冷たい風が当たっていない熱が逃げにくく冷めにくいです。人間に限らずスマホも「熱中症」になります。

バッテリーの使用状況で消費量を把握しておく

iPhoneには24時間以内過去10日間にバッテリーを使用したアプリケーション(App)を閲覧することができます。24時間以内のバッテリー使用状況を確認して【自分が使用した覚えがあるApp】 があればそれは使用の範囲内であるし、【使った覚えがないApp】があったらバックグラウンドで機能していたAppか意図しなくて使っていたAppの可能性があります。まずは、バッテリーの減る要因を使用状況でチェックして把握しておくことが大切です。

バックグラウンドで機能していたAppというのは、ウィジェットに通知設定をONにしているAppや最近ではコロナウィルスに関連した情報がヘルスケアAppに反映される作業などが挙げられます。ヘルスケアに関してはコロナウィルスの情報になるのでそのままにした方がよいですが、ウィジェットの通知は特に毎日見る習慣のないAppだった場合はぶっちゃけOFFにしちゃっていいでしょう。

意図しなくて使っていたAppというのは、使った覚えがないのに通常使用でバッテリーが消費されていたAppのことを言います。例えば、iPhoneの自動スリープ設定をOFFにしていた場合、時間経過で画面が暗転しない状態になります。そうなるとディスプレイ画面は常に点灯したままになるので【ホームおよびロック画面】のバッテリー消費量が多くなるのです。手帳型iPhoneケースを使用しているとディスプレイが点灯したままでも画面を覆ってしまうので気がつかないパターンがよく事例で発生してます。

寝る時は充電をしたままにする

就寝する時はiPhoneを充電したままにしましょう。電化製品を過充電するとバッテリーの性能が悪くなる!という話を聞いたことがあると思いますが、現在のiOSにはバッテリーの項目の中に「最適化されたバッテリー」という機能が搭載されています。

最適化されたバッテリーとは、バッテリーの劣化を抑えるためにiPhoneが学習して80%で充電を保留してくれます。寝る時に充電を行うと就寝中は80%まで充電をしてくれて、起床する時間帯に近づいたら残りの20%を充電してくれるという機能です。このおかげでバッテリーを過充電すると性能が悪くなるというデメリットを払拭してくれるので、寝る時はガッツリ充電をしましょう!

むやみやたらにWi-Fiを繋げない

よくバッテリーを長持ちする方法で「Wi-Fiの設定をOFFにする」っていうのがありますが、僕からしたらそんなこといちいちやることが面倒臭いのでやりたくありません。なので、言いたいことは一つ【むやみやたらにWi-Fiを繋げない】ということ。

これは何かというと公共Wi-Fiにむやみやたらに接続すると、次回から自動的にWi-Fiに繋がろうとするので接続時に無駄にバッテリー消耗するから気をつけましょうと言いたいのです。また、公共Wi-Fiは接続しているユーザーが多いことから通信速度がとても遅いのでその部分でもバッテリーの消費に拍車をかける可能性があります。だからよほどのことがない限り公共Wi-Fiを使うことは僕はおすすめしません。

GPS機能は「使用中のみ」に設定する

位置情報サービス(GPS)は、App使用中のみ許可に設定しましょう。ほとんどのAppはGPS機能を常に設定していなくても使えるものばかりです。

ただ、歩数計などのワークアウト系や「ポケモンGo」や「ドラゴンクエストウォーク」のようなGPSを常に使うAppに関しては、どうしても最大限楽しむためにGPSを常にONにする必要があります。その辺りは自分の使用する範囲で設定を合わせましょう。

電波状況の悪い環境では機内モードにする

電波環境が悪い場所にいる時は、あえて機内モードにしちゃいましょう。これはなにかというと建物の構造(鉄製)や地下・人がかなり密集している場所にいると、契約しているキャリアによっては通信が繋がりにくくなることがあります。4G回線が途切れて3G回線に切り替わってしまうような場所に滞在していると、iPhoneが4G回線を自自動的に検索をし始めてしまうのでバッテリーの消費が激しくなるのです。ただ、機内モード=通信・通話がつながらないので時と場合によることだけご了承ください。

そもそもバッテリーが劣化している

バッテリーの消費を抑える方法を説明してきましたが、そもそもバッテリーが経年劣化している場合もあります。Appleはバッテリーの最大容量が80%を下回った時が交換時期だと推奨しています。しかし、自分の体感ではバッテリー最大容量が85%を下回ったら交換した方がストレスなく使える範囲と感じてます。モバイルバッテリーを持参する手間は極力省きたいので、それだったら費用がかかってもバッテリーを交換した方が個人的にはおすすめです。

人によってはAppleの延長保証(AppleCare+)を利用して無償でバッテリー交換をするというのも方法としてありますが

  • Appleが推奨しているバッテリー最大容量80%未満にならないと無償で交換できない
  • 80%になるまで我慢して使うのがめんどい
  • 延長保証料金とバッテリー費用を比較したら保証に入らなくて良い(割ったり水没させない前提)

という理由から延長保証に入っていることで無駄なリソースが増えてしまうでしょう。

まとめ

今回はバッテリードレインから学んだ僕が、バッテリー消費を少しでも抑える方法についてお伝えしました。他にもバッテリーの減りが早くなる要因はあると思いますが、上記の対策方法を把握して使うことでだいぶ軽減されるでしょう。

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